宝くじを買ったけれど、はずれてしまってがっかりした経験はありませんか。実は、はずれた宝くじにも「もう一度のチャンス」があることをご存知でしょうか。
毎年9月2日の「宝くじの日」には、はずれた宝くじ券を対象にした特別な抽選が行われています。これが「お楽しみ再抽選」と呼ばれる、いわば宝くじの敗者復活戦です。
この記事では、サマージャンボ宝くじのお楽しみ再抽選の仕組みから、2025年の宝くじの日の詳細まで、わかりやすく解説していきます。はずれた宝くじを捨てる前に、ぜひ最後まで読んでみてください。
きっと、はずれ券を大切に保管したくなるはずです。
サマージャンボ宝くじのお楽しみ再抽選って何?

お楽しみ再抽選の仕組み
お楽しみ再抽選とは、一体どのような仕組みなのでしょうか。これは、過去1年間に抽選が行われた宝くじのはずれ券を対象に、もう一度抽選を行う特別なイベントです。
正式には「宝くじの日 お楽しみ抽せん」と呼ばれ、昭和48年から始まった歴史ある行事です。東京宝くじドリーム館で抽選が行われ、下4けたの当選番号が決定されます。
通常の抽選との違い
通常の宝くじ抽選とお楽しみ再抽選には、大きな違いがあります。通常の抽選では、当選しなかった券はただのはずれ券になってしまいます。
しかし、お楽しみ再抽選では、そのはずれ券が再び当選のチャンスを得られるのです。まさに「敗者復活戦」と呼ばれる理由がここにあります。
対象となる宝くじの種類
お楽しみ再抽選の対象となるのは、令和6年9月1日から令和7年8月31日までの1年間に抽選が行われた宝くじのはずれ券です。サマージャンボ宝くじも、もちろん対象に含まれています。
ただし、数字選択式宝くじ(ロト6、ロト7、ミニロト、ナンバーズなど)は対象外となっています。スクラッチくじについては、券の裏面に記載された情報を確認する必要があります。
はずれ券が復活するチャンスはいつ?

宝くじの日2025の開催日程
2025年の宝くじの日は、9月2日(火)に開催される予定です。この日は「く・じ」の語呂合わせで、昭和42年に制定された記念日です。
抽選会は当日の午後1時30分頃から東京宝くじドリーム館で行われ、当選番号が発表されます。結果は宝くじ公式サイトや各種メディアで確認できます。
再抽選の実施スケジュール
お楽しみ再抽選のスケジュールは、毎年ほぼ同じパターンで進行します。9月上旬に当選番号が発表され、9月中旬以降に申込書が宝くじ売り場で配布されます。
当選した場合の応募締切は、10月31日(金)の当日消印有効となっています。この期限を過ぎると、せっかく当選していても賞品を受け取ることができなくなってしまいます。
応募期間と締切日
応募期間は約2か月間と比較的長く設定されています。しかし、郵送での手続きが必要なため、余裕をもって準備することが大切です。
締切日の10月31日は当日消印有効ですが、郵便事情を考慮して早めの投函をおすすめします。簡易書留または特定記録郵便での送付が必要な点も忘れずに覚えておきましょう。

宝くじの日2025で何が起こる?

イベントの内容
宝くじの日2025では、メインイベントとしてお楽しみ抽選が行われます。これは宝くじ当選金の引き換えもれ防止を図る目的で始まった行事です。
当日は東京宝くじドリーム館で公開抽選が行われ、多くの関係者が見守る中で当選番号が決定されます。この瞬間を境に、全国のはずれ券保有者に新たな希望が生まれるのです。
賞金や景品の詳細
お楽しみ抽選では、現金ではなく魅力的な賞品が用意されています。2024年の実績を見ると、以下のような賞品が用意されました。
| 賞品名 | 内容 |
|---|---|
| A賞 | ブランド米2種食べ比べセット(1kg×各1袋) |
| B賞 | 今治365毎日タオル フェイスタオル |
| C賞 | 燕熟の技 プロスタイル フライパン |
| D賞 | 颯 ステンレス断熱タンブラー |
| E賞 | 宝くじポイント(2,000ポイント) |
参加方法と条件
参加するためには、対象期間内に抽選が行われた宝くじのはずれ券を保有していることが条件です。当選番号と手持ちの券の下4けたが一致していれば、賞品を選んで応募できます。
ただし、末等当選券など、少しでも当選している券は対象外となります。完全にはずれた券のみが、この特別な抽選の参加資格を得られるのです。
お楽しみ再抽選に参加するには?

必要な準備物
はずれ券の保管方法
お楽しみ再抽選に参加するためには、まずはずれ券を適切に保管することが重要です。券が破れたり汚れたりしないよう、封筒や専用ファイルに入れて保管しましょう。
湿気や直射日光を避けた場所での保管が理想的です。また、対象期間内の券かどうかを確認するため、購入日や抽選日がわかるようにしておくことも大切です。
応募に必要な書類
応募時には、当選したはずれ券と申込書が必要になります。申込書は9月中旬以降に宝くじ売り場で配布される予定です。
もし申込書の入手が困難な場合は、任意の用紙に必要事項を記入することも可能です。住所、氏名、電話番号、希望する賞品名などの記載が必要になります。
応募手順を順番に説明
1. はずれ券の確認
まず、手持ちのはずれ券が対象期間内のものかどうかを確認します。令和6年9月1日から令和7年8月31日までに抽選が行われた券が対象です。
次に、発表された当選番号と券の下4けたを照合します。一致していれば、いよいよ応募の準備に入ります。
2. 応募用紙の記入
当選したはずれ券の裏面枠内に、住所と氏名を明記します。さらに、裏面の余白部分に電話番号も記入する必要があります。
申込書には、希望する賞品名や個人情報を正確に記入しましょう。記入漏れがあると、せっかくの当選が無効になってしまう可能性があります。
3. 郵送での提出
すべての書類が整ったら、簡易書留または特定記録郵便で指定の住所に送付します。普通郵便では受け付けてもらえないので注意が必要です。
郵送先は「〒115-8691 日本郵便株式会社 赤羽郵便局 私書箱第41号 『宝くじの日』事務局」となっています。
注意点とよくある間違い
応募時によくある間違いとして、締切日を過ぎてしまうケースがあります。10月31日の当日消印有効なので、余裕をもって投函することが大切です。
また、はずれ券の裏面への記入を忘れたり、簡易書留以外の方法で送付したりするミスも見られます。応募前に必ずチェックリストを作成して、確認することをおすすめします。
どんな賞品がもらえる?

1等から5等までの賞金額
お楽しみ抽選では、従来の宝くじとは異なり、現金ではなく実用的な賞品が用意されています。賞品は5種類の中から好きなものを1つ選ぶことができます。
どの賞品を選んでも追加料金は発生しません。日常生活で使える実用的なアイテムが中心となっているため、当選者からは好評を得ています。
特別賞の内容
2024年の実績では、ブランド米の食べ比べセットが最も人気の高い賞品でした。高品質な米を2種類楽しめるため、多くの当選者が選択しています。
今治タオルやステンレスタンブラーなど、長く使える品質の高い商品も用意されています。どれを選んでも、日常生活を豊かにしてくれる素敵な賞品ばかりです。
当選確率はどのくらい?
お楽しみ抽選の当選確率は、下4けたの数字で決まります。0000から9999までの1万通りの中から1つの番号が選ばれるため、理論上の確率は1万分の1です。
ただし、実際の当選者数は対象となるはずれ券の総数によって変わります。多くの人がはずれ券を保管していれば、それだけ当選者も増えることになります。
過去のお楽しみ再抽選の結果

2024年の実績
2024年の宝くじの日お楽しみ抽選では、下4けた「5172」が当選番号として発表されました。この番号に該当するはずれ券を持っていた人が、賞品を受け取る権利を得ました。
抽選は9月2日午前10時30分から東京宝くじドリーム館で行われ、多くの関係者が見守る中で番号が決定されました。
当選者数と当選金額
お楽しみ抽選では、当選者数の詳細な発表は行われていません。しかし、全国で数千人から数万人の当選者が出ると推測されています。
賞品の総額は現金換算で数億円相当になると考えられ、はずれ券保有者にとって大きな価値を持つイベントとなっています。
人気だった賞品
2024年の実績では、A賞のブランド米食べ比べセットが最も人気でした。食べ物は日常的に消費するものなので、多くの当選者が実用性を重視して選択したようです。
次に人気だったのは今治タオルで、品質の高さが評価されました。宝くじポイントも、オンラインで宝くじを購入する人には魅力的な選択肢となっています。
はずれ券を捨てる前に知っておきたいこと

保管期間の目安
はずれ券の保管期間は、最低でも翌年の10月末まで必要です。お楽しみ抽選の応募締切が10月31日なので、それまでは大切に保管しておきましょう。
ただし、対象期間は1年間なので、古い券は順次処分しても問題ありません。新しい券を購入したら、古い券と入れ替えて整理することをおすすめします。
汚れや破損があっても大丈夫?
はずれ券に多少の汚れや破損があっても、券面の番号が読み取れれば応募は可能です。ただし、あまりにも状態が悪い場合は受け付けてもらえない可能性があります。
大切なのは、券面に印刷された番号がはっきりと確認できることです。保管時は折り曲げたり、水に濡らしたりしないよう注意しましょう。
他の宝くじでも再抽選はある?
お楽しみ再抽選は、年に1回の宝くじの日にのみ行われる特別なイベントです。他の時期に同様の抽選が行われることはありません。
また、数字選択式宝くじ(ロト、ナンバーズなど)は対象外となっているため、これらのはずれ券を保管しても意味がありません。対象となる宝くじの種類を正しく理解しておくことが重要です。
まとめ

サマージャンボ宝くじのお楽しみ再抽選は、はずれ券に新たな価値を与える素晴らしい制度です。毎年9月2日の宝くじの日に行われるこの抽選は、昭和48年から続く歴史ある行事で、多くの人に愛され続けています。
2025年も同様に開催される予定で、令和6年9月1日から令和7年8月31日までのはずれ券が対象となります。当選した場合は10月31日までに応募する必要があるため、早めの準備が大切です。
はずれた宝くじを捨てる前に、ぜひこの「敗者復活戦」のことを思い出してください。あなたの手元にあるはずれ券が、思わぬ幸運を運んでくるかもしれません。大切に保管して、来年の宝くじの日を楽しみに待ちましょう。


